【女子サッカー留学】ナバロ大学: 佐瀬 実さん

2022年1月からテキサス州ナバロ大学でサッカーと勉学の文武両道生活をしている、佐瀬 実さんに現在の留学の様子やサッカーの様子を聞きました。

佐瀬さんは、弊社スポーツ事業部の女子サッカープログラム(リンク:アメリカサッカーへの挑戦)で海外へ挑戦している選手の一人になります。
今年の5月には夏には同スポーツ事業部運営の米国2部リーグ女子サッカーチーム「サンディエゴ・パルセイロ・レディース」の選手としても活躍しました。

以下、インタビューをご覧ください。

本シーズン開始。チームの調子、自分の調子

「今の時点で2022シーズン開始から4試合中全て勝ってて、開幕から全勝できているのはチームとしてとても良いと思います。また、個人的にもここまで得点やチャンスメイクができ、チームに貢献できている点は良いと感じています。
ただ、同時に現状に満足することなく『最後に決め切る』というところをチームとしても個人としてももっと徹底しなければ、この先のレベルに対応していけないといけないと思うので、シーズンをこなしながら改善していきたいです。」

日本とアメリカのサッカーの違い

「日本のサッカーはチームで守備をし、チームで攻撃するチームプレーや組織の動きを重要視したプレーが長けているように思います。
それに対し、アメリカでのサッカーで感じるのは個々のスピードやフィジカルの強みを生かしたプレーが主体であることが多いということです。パスサッカーというよりはそういった個々の強みを活かしたサッカーのプレースタイルが全体的に多いと感じます。
個人の面では技術やサッカーIQの面に関しては通用すると感じていますが、フィジカルの点に課題があると自分の中で分析していて、これによって自分の強みや持ち味を活かせなくなっていることが度々あると思うので、ここが今後改善すべき課題です。」

コーチやチームメイトとのコミュニケーション

「アメリカと日本のサッカーが色々な面を比べても全然違うのですが、特に用語の違いは最初に戸惑ったものの一つです。
日本でサッカーをする時も外国語語源のカタカナ用語を使うことが沢山ありますが、実際にアメリカで使うサッカー用語はかなり違うのが印象的です。
自分のイメージで細かな動きや戦術、とっさの指示などを話すだけでは相手にとってわかりにくい表現であることもあります。
何が伝わりやすくて伝わりにくいのかを判断するには実践あるのみだと思うので、考えるよりもまず行動を起こしながら練習や試合中になるべく多くのコミュニケーションをとるようにして、チームメイトと共通理解ができているかを確認しています。
また、言われた練習をただこなすのではなく、これまでの経験などもいかしながら自分の目線で何かチームにとって不足していると思うところがあれば、自分自身で監督に話に行ったり、トレーニングメニューの提案をしたりもしています。

アメリカの大学生活の様子

大学の授業はもちろん全て英語です。なかなかすぐに理解ができないようなことや大変なことも多々あります。
ただ、わからないところは素直にわからないとヘルプを周りに求めれば、そういった時にクラスメイトや教授が分かりやすく説明してくれる環境です。
大学生活でもコミュニケーションを能動的に取ることは、良い流れを作るコツだと思います。

1日のスケジュール

基本的に月曜日から木曜日の午前中に授業があり、お昼を食べて練習という一日の流れです。
今はシーズン中なので週に2試合あるスケジュールになっています。
試合前日は昼間の練習のみでコンディション調整をしながら、その他の日は朝6時からの練習と午後の2回練習があります。

火曜日と木曜日の夜は2時間の学習会があります。これはチーム全体で定められているもので、部活動参加の規定に大学の成績を一定以上キープしないといけないという規定があるので、チーム全体がしっかりと文武両道ができるように設けられている時間になります。

私の今回のセメスターは月曜日と水曜日しか授業がないので、授業がない日は課題をしたり、試合の映像を見たり、授業以外で自分に必要なことを学ぶ時間にしています。

今シーズンの目標

チームとしては全米チャンピオンになることです。
個人としては全米MVPになることです。
簡単なことではないですが、全力で頑張ります。

今学期の学習面での目標

自分がとっているクラスの全てAの成績を取ることを目標にしています。サッカーだけでなく、勉強もしっかりと力を入れます。
また、クラスとは別でスペイン語を毎日勉強していくことも目標にして挑戦しています。


このように、佐瀬さんはサッカーで高みを目指すことはもちろん、勉強面でも妥協せず日々の努力を積み重ねています。
この「今」の頑張りや創意工夫が佐瀬さん自身を日々強くしていることでしょう。
異国アメリカの地で、さらに外国人として、母国とは違う言語や文化に囲まれ、文武両道生活をしていくというのは簡単なことではありません。それでもこの先の目標を見据え力強く日々を過ごしています。
こういった意識や行動の積み重ねが、長期的に見たときに大きな違いになっていくはずです。
佐瀬さんの今後が非常に楽しみです。
これからも益々活躍してくれることを期待しています。

YES JAPANでは引き続き、高い意識を持った学生が意義のある留学をできるようサポートしていきます。
留学相談を随時受け付けていますので、ご興味のある方は公式LINEまたはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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