野球と勉学の両立 掴んだ4年制大学への編入:重光 孝勇さん
重光さんは、4年制大学への入学を目指してアメリカの大学を探していた際に、2年制大学を経由することで費用や入学基準の英語力のハードルを軽減できることを知り、4年制大学への編入実績に定評のある2年制大学のマーセッドカレッジへの入学を決意しました。
しかし、高校卒業後の留学準備の期間はコロナウィルス感染拡大の影響でなかなか動きが取れず、とても難しい時間を過ごしました。
当初は2019年に渡米予定でしたが、渡航のできる状況ではなかった為日本からオンラインでMCELI(マーセッドカレッジ付属語学学校)のプログラムに参加をしながらマーセッドカレッジ入学に必要である英語力の基準を満たし、本入学の許可を得ました。
2020年に念願の渡航ができ、本格的に大学生活がスタート。高校時代に野球に3年間費やし努力した経験を活かし、アメリカでも野球を続け、同時に勉学にもしっかりと励む生活をし4年制大学への編入を目指して生活しました。
野球部の方では、チーム内の競争に勝ちベンチ入りを果たし、さらに勉学の方ではしっかりとした成績を収め、見事4年制大学への3年次編入のチャンスをつかみ取りました。
そんな彼の文武両道の留学生活に関して話をききました。
元記事はこちら(マーセッド現地オフィス)
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マーセッドカレッジ進学と野球部への入部の経緯
「アメリカへ留学をしようと思った理由は、語学とビジネスを学んで将来に繋げたいと考えていたからです。
私の父は海外を相手にする仕事が多いのですが、父はいつも通訳を介してミーティングをしています。そんな父が『自分の言葉で相手と対話するのがベストだ』と言っており、自分自身も伝えたい言葉は自分の言葉で気持ちを込めて伝えられる方が良いと思うようになりました。
世界と対等に向き合い、日本の基準を上げる為にも自分で語学を学びながら本場のビジネスを学び、成長していきたいと思いアメリカ留学を決意しました。
また、学問に対する勉強だけでなく世界基準の考え方や色々な価値観を学んで広い視野を身につけたいという思いもあります。
野球部に入部した理由は、もともと高校で野球をしていたということもあり、日本の野球とアメリカの野球ではどのような違いがあるのかを体験してみたかったからです。
そんな文武両道生活を目指す留学をイメージする中でマーセッドカレッジは4年制大学への編入率が高いのと、実際に現地を訪れた際にマーセッドの環境が良いと感じたため進学することを決めました。」
日本とアメリカの野球の違い
「日本でこれまでやってきた野球と比べて、アメリカの野球はまずは練習時間が明らかに短いです。
日本の高校では朝から晩まで練習するのが日課でしたが、マーセッドカレッジの野球部ではチームでの練習時間は1日2時間ほどしかありません。なので、チーム練習後の自分の時間の使い方次第でパフォーマンスやコンディションが大きく変わると感じました。
帰ってから課題をするというルーティーンを崩さないように心がけていました。
もう1つ日本の野球との大きな違いは、上下関係がさほどない為コーチやチームメイトと気楽に話せる環境でもあるということです。
試合中のみならず、練習中やちょっとした時間でも意見交換やコミュニケーションが円滑にとれるため、チームが団結しやすいと感じました。」
留学を通して感じたこと
「特にとても苦労したと思うことはなく、ポジティブに色々なことに挑戦できているここまでの留学生活ですが、初めて会う人に話しかける一歩は勇気がいるし、同じ悩みを持つ留学生は多いと感じました。
アメリカの大学の授業は日本とは違い、参加型の授業なので自ら発言することなどが大変で戸惑いもありました。
グループワークなども多く、自分の意見を持って主体的に発言できないとその場に存在しないものとしてどんどんと授業やグループワークが勝手に進んでしまうシビアな面もあります。
だからこそ初めの一歩目が肝心です。
それらのことを乗り越えてきたからこそ、多くのことに対して最初の一歩が踏み出せるようになったと感じます。」
留学前にやっておくべきこと
「よく単語を覚えると良いと言いますが、それだけではなく日常会話や身近で使えるフレーズも覚えて、日本にいる間でもネイティブの方を相手に実践できると良いと思います。
そうすることで、現地に来たときに英語で話しかけるという一歩目を踏み出しやすくできると思います。
入学後の話ですが、授業の履修に関して自分で考えて履修することも大切ですが、カレッジ内に常駐しているアカデミックカウンセラーに相談するのが良いと思います。
アカデミックカウンセラーは、各生徒のマーセッドカレッジ卒業後の編入先や専攻、その先の進路まで見据えて、それらに向けた最善のプランを組んでくれますので、彼らのサポートを受けながら授業を履修するべきだと思いました。」
マーセッドカレッジでの生活を振り返って
「マーセッドはあまり大きな町ではありませんが、だからこそ色々なバックグラウンドを持つ方々や、様々な価値観を持つ方々と交流する機会が多くあります。
そして、その方々の寛容さや優しさをとても感じながら生活することができました。
野球や留学をしている中で、自分の中でたくさんの葛藤がありましたが、その分多くの方に支えられて今の自分があると思います。
今後について
2023年の秋学期(9月)から、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校でビジネスマネジメントを学んでいます。
この学校でもアクティブに動きながら、色々なことを学び、身に着け、しっかりと成績もキープし次に繋げたいと思います。
卒業後は大学院へ進み、MBA(Muster of business administration)を取得し、世界を代表する経営者になるのが目標です。
Y.E.S. JAPANでは引き続き、高い意識を持った学生が意義のある留学をできるようサポートしていきます。
留学相談も随時受け付けていますので、ご興味のある方は公式LINEまたはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。