アスレティックトレーナー留学2年目の今:友重 大和さん

友重大和さんは2022年9月からマーセッドカレッジ生として大学生活を送っています。
現在大学生活が2年目になる友重さんに現在の大学留学生活に関して話を聞きました。

留学生活が始まった際のインタビュー記事はこちら

「アスレティックトレーナー留学は他の専攻よりも活動時間も多くかなり多忙です。
そんな中でも今年はInternational Student Services(ISS:留学課オフィス)でのアルバイトも開始したので、毎日スケジュールはかなりタイトです。

平日は基本的に9AMころから大学にいます。授業がないタイミングでISSの業務を入れて、すきまの時間をうまく調整して有効に使いながらスケジュールを組んでいます。
この午前中の時間にはアスレティックトレーニングルームに各部活動の選手たちがリハビリに来たりとそちらも動きがあります。
今学期では、授業とISSでの業務があるのでそこまでリハビリには関わっていないですが、次の学期からはリハビリ等にも多く関わっていく予定です。

秋学期では1PMからアメリカンフットボールの練習の準備が始まります。練習自体は3PM~5PMなのですが、その前にテーピングが必要な選手がいたり、水分補給用のタンクやボトルの準備など早い時間から準備をしていく必要があるため、この時間から動き出しています。
練習後も選手の状態チェックやアイシング、ケガのケアなどがある為しばらく活動が続きます。
だいたい6PM頃に一通りの活動が終わり、そこから自宅に帰るような流れです。

土曜日は基本的に毎週フットボールの試合があるので、ホーム戦の週は大学に行き試合の準備と選手のサポートを行います。
アウェイの試合の日も遠征に帯同しますので、1日がそれだけで終わってしまう形です。だからこそ平日中に課題や予習復習を終わらせておくようにしています。

トレーナー活動に関しては、活動する時間を自由に調整することができますが、経験と学びをどんどんと増やしていきたいので空いている時間はとにかくトレーナールームに行き活動に参加するようにしています。
他の教科の勉強もあるので、隙間時間に勉強をしながらいかに効率よく生活できるかが大切でこのタイムマネジメントは常に意識しながら生活しています。

この生活スタイルに慣れるまでは、疲労や時間の使い方など難しいことも多くありました。
生活のリズムもホストファミリーと合わないことも多く、週によってはお互いあまり会わない生活になってしまったりということもありましたが、こちらの学生生活のスケジュールも理解いただきうまく生活しています。」

「2年目の留学生活で感じていることは、教えてもらえる内容や任されることが変わってきたということです。
留学開始時は自分の英語力不足もありよく理解ができていなかったり、聞き漏らしてしまたりすることも多々あったと思いますが、基礎が少しずつ備わってきた今だからこそ、できることや知識、任されることや教わることのクオリティやレベルが上がってきたと実感します。

特に去年はトレーナー志望の生徒が多いタイミングで、活動内でできることが少なかったということもありました。
今年からはトレーナー志望の生徒も少なく、その分忙しくはなっていますがタスクも増え、楽しんで取り組めています。また、ヘッドトレーナーや選手とのコミュニケーションも必然的に増えてきたのでその点も非常にプラスに働いている部分かと思っています。」

「今はマーセッドカレッジ卒業後に編入する4年制大学を探し始めたところです。
これまで自分の活動や大学の授業などに必死になっていて、次の大学選びが片手間になっていまっていました。ただ、適当な形で選ぶ進路ではなくしっかりと考えた上で選びたいと思い重点を置き始めまして、特に今始まった春学期はアスレティックトレーナーの活動としては落ち着きのあるタイミングなので今後のキャリアも考えながら大学選びをしていく予定です。

特にアスレティックトレーナー留学は大学院進学までを視野に入れて動かないといけないで、そのあたりも考慮しています。
4年制大学から大学院への進学は同じ州の方が動きやすいという見方もあるので目指したい大学院から逆算して選ぶことも一つの手だと思います。その他にも要素としては、学費の安さや地域のスポーツコミュニティの大きさや関わり方なども考えていますが、学費の安い大学は基本的に都市部から離れていて、そうすると地域のスポーツコミュニティの大きさも変わってきます。
在学中にインターン等も積極的にしていきたいのでこのような要素で迷いながら進路を選択しています。

将来的にはメジャーリーグのトレーナーをやりたいと考えるようになりました。
ですので、そこに繋げられるような4年制大学・大学院選びをしていこうと思います。
特にメジャーリーグのトレーナーになるにも直接採用は到底できるようなものではなく、マイナーリーグやその他での経験と結果を積み重ねて最終的に目指していく場所ですので、経験値を得られる場所を選んでいくつもりです。」

「どの専攻でも共通することかとは思いますが、アスレティックトレーナー専攻で扱う教科の勉強は簡単ではないです。時にはしんどさもあるで覚悟がいると思います。
私自身、身体のことは好きなので楽しく取り組めていますが、事前に日本語でもある程度知識があることも良いことだと感じます。
学ぶ基本的な内容に関しては英語でも日本語でも内容は共通していて、見たことがない単語が並びます。基礎知識においては言語の壁は無いので、事前知識は有利です。

私は事前知識はゼロの状態で留学生活をスタートしたので、色々とイメージや予測もしにくい状態が最初は続きました。
今は英語を理解する能力とベースの知識が増えてきたので、理解と吸収のスピードが格段に上がりました。もし日本語でも進退に関する情報があるのであれば、照らし合わせながら効率よく勉強もしていけるかと思います。

あとは先輩の存在も大きかったので、そういった方々との関りや学べることもたくさんあることは知っておくと良いです。
アスレティックトレーナーになりたいという目標があり、大学やヘッドトレーナーからのサポートや助言はあるもののなかなか明確な進路のイメージを持つのは難しいです。
しかし、大学で関わる先輩やその先輩たちとも関わる機会があり、かれらの存在が身近なロールモデルとなるので、今何をしなくてはいけないかが明確になりました。
そういった先輩方もたくさん悩まれて進路を選んだり、新天地で活躍されているのでそういったコミュニティからも学べることがたくさんあります。

「アスレティックトレーナー留学はNATA認定を取得するまで、4年間では完結できない長い道のりです。
ただ、将来やりたいことへの準備期間であると考えると社会に出る前に経験値をあげられるメリットだとも捉えられます。
費用がかさんでしまう等の大変な部分は確かに大きくありますが、日ごろからサポートしてくれる方々に恩返しができるように毎日をしっかり生活して将来に繋いでいきたいと思ます。」

YES JAPANでは引き続き、高い意識を持った学生が意義のある留学をできるようサポートしていきます。
留学相談を随時受け付けていますので、ご興味のある方は公式LINEまたはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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