【ダブルディグリー】米2年制大学から日本4年制大学への編入

世界のグローバル化が進んでいる中、多くの学生や大学が更なる特徴的な国際教育を模索しています。
海外での体験学習プログラムや、インターンシップなどを含む、多様な海外留学制度を充実させている大学も国公立・私立を問わず増加しています。

海外の大学で学ぶこと自体にもちろん価値はありますが、学位の取得も学生にとっては大きなテーマです。
特にアメリカでは学費の高騰の影響もあり、臨んだ人全員が4年間、またはそれ以上の留学生活を終えられるという保証もないのが現状ではあります。
しかしながら、グローバルな意識をもって学びを進め、その経験や努力を形にする方法はたくさんあります。

その一つが、アメリカカリフォルニア州立2年制大学である「マーセッドカレッジ」に進学した生徒が挑戦できる、日本の大学へ編入をする「ダブルディグリープログラム」です。

このプログラムを通すことによって、アメリカの大学に2年間通った後、日本の大学に2年間通うという留学を含めた進学方法として、これからの選択肢を増やせることになります。

マーセッドカレッジとダブルディグリープログラムを締結しているのは、「大阪経済法科大学」、「関西外国語大学」、「関東学院大学」、「武蔵野大学」(※五十音順)になります。

日米ダブルディグリープログラムとは

日米ダブルディグリープログラムは、グローバルな視野を持つ人材の育成を軸に据え、マーセッドカレッジ(米国2年制大学)を卒業後、日本の提携大学への3年次編入を可能とするものです。

マーセッドカレッジの2年間で準学士を取得し、日本の提携大学の3年次に編入。その後、日本の学士号を取得するまでのプロセスを合計約4年で行うのが本プログラムの主な内容となります。

このダブルディグリープログラムによって、編入時の単位変更がスムーズであったり、すでに決められたプロセスがある為、効率的に進学と編入が可能になります。

マーセッドカレッジは、これまで多くの日本人留学生を受け入れてきており、多種多様な学問領域を学ぶ学生達へ各々の目的に合わせた教育を提供しています。
さらに、静かな環境や交通の便の良さから、勉学に集中できる環境が整っており、自身の目標に沿った留学生活を過ごすには適した大学であると言われています。
カリフォルニア州にありながらも内陸部で少し田舎のため、比較的治安が良く、生活のためのコストが安いことも魅力の一つです。

このメリットを生かしながら留学をし、日本の大学を卒業することを可能にするのがこの「ダブルディグリープログラム」です。

出願資格 ※以下武蔵野大学の例

  1. マーセッド大学卒業生、またはマーセッド大学が提携している日本の短大・大学から単位を移行してマーセッド大学を卒業した学生 (準学士を取得していることが証明出来れば、3年次編入可能)
  2. 在学中の成績・人物・健康状態などが良好で、学長が推薦する者
  3. 授業を受けるのに十分な英語能力を有する者 (グローバルビジネス学科では授業はすべて英語で行われます) IELTS 6.0以上、TOEFL iBT 72点以上、またはTOEIC 785点以上を有する者が望ましい。(※既定の点数に届いていなくても、英語面接で英語力に問題ないと判断された場合、合格許可の可能性大。)

選考方法

出願書類及び面接の総合評価(面接:15~30分程度)

※専門分野に関する基礎知識や英語力を確認するため、英語での面接が実施されます。

出願書類詳細

  1. マーセッド大学学長の推薦書(武蔵野大学所定用紙)
  2. 入学志願票(武蔵野大学所定用紙)
  3. 志望理由書(武蔵野大学所定用紙)※英語で記入
  4. 最新の成績・単位修得証明書(英語版)、成績証明書に記載の科目の「シラバス」(現在履修中の科目がある場合は、その科目名及び取得見込単位数が明記されているもの)
  5. 英語力を証明する書類(TOEFL、IELTS、TOEICなどのスコア証明、既定の点数に届いていなくても、 英語面接で英語力に問題ないと判断された場合、合格許可の可能性大。))
  6. 写真1枚(入学志願票添付用1枚、縦 4cm×横 3cm、直近 3 ヶ月以内撮影したもの)

指定校推薦手順

※手続きはマーセッド大学職員が学生代理として行います。

  1. マーセッドカレッジ学長より推薦書を書いてもらう為に、英文の自己紹介、アチーブメン ト、目標等を、用紙2枚以内にまとめ ISS (マーセッド大学留学生科) コーディネーターに提出
  2. YES at Merced College(弊社マーセッドオフィス)およびISSから構成される推薦委員会においての合格者が学長へ推薦される

日米大学間の手続き

  1.  英語力の確認 (IELTS や TOEFL のスコアを参考)
  2. コンタクトフォーム記入
  3. 武蔵野大学は 3 年次よりゼミを開始 → ゼミ登録フォーム・課題研修講習申込書の記入
  4. 学内承認後、武蔵野大学側から募集要項を送付
  5. 出願後、グローバルビジネス学科の教授と面接

面接(オンラインの場合)

  1. パソコン(ビデオ通話可能なもの)を使ってSkypeまたはZoomを使用
  2. 面接時間中は、同室には受験生一人のみ、受験生以外の方の入室は禁止
  3. 静かな場所での面接環境が必須

合格通知後の手続き

  1. 入学手続書類の記入
  2. 卒業証明書を武蔵野大学側へ提出(Certificate Copy) 入学手続き完了後、武蔵野大学から「入学許可書」をマーセッド大学担当者へ送付

※手続期間内に手続きを完了できない場合、入学資格は取り消しとなります※提出された書類、検定料及び学費その他の納入金は一切返還されません

2020年度3年次編入性の学費とその他納入金一覧

グローバル社会で活躍する人材を育成するためには、国際教育が必要不可欠ですが、近年の米国4年制大学の授業料の高騰により、コミュニティーカレッジ(2年制大学)卒業後の4年制大学への編入を断念せざるを得ず、日本に帰国する留学生が増加しているのが現状です。

多くの留学生が金銭面においてアメリカの4年制大学編入に不安をもつ中、本編入プログラムはそのような留学生にとって1つの大きな選択肢となります。

このプログラムをうまく使うことにより、将来の選択肢を現実的に増やしていけますので、興味のある方や詳細をもっと知りたいという方は是非お問い合わせください。

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