【ダブルディグリー】編入生インタビュー:庄司 鈴菜さん

グローバルな視野を持つ人材の育成を軸に据え、マーセッドカレッジ(米国2年制)を卒業後、日本の4年制大学への3年次編入を可能とするプログラムである「ダブルディグリープログラム

このプログラムを通しマーセッドカレッジから武蔵野大学への3年次編入を実現した留学生達がいます。

庄司 鈴菜さんダブルディグリープログラムで、武蔵野大学に3年次編入を実現しました。
庄司さんは、マーセッドカレッジで2年間女子バスケットボール部に所属。
2年次には、言語の壁を乗り越え、チームキャプテンを務めるほど大きくチームに貢献しました。

そして、1年次、2年次とも、マーセッドカレッジ女子バスケットボール部は、カリフォルニア州ベスト4入りを果たすなどの好成績を収めています。

庄司さんは、バスケットボールでの功績と学業成績が認められ、マーセッド大学卒業後は4年制大学であり全米体育協会(NCAA)1部に属する、Our Lady of the Lake University(テキサス州) に奨学金オファーを得て3年次編入をしました。

しかしながら、約1年間その大学でバスケットボールをプレーしていましたが、2020年初旬、コロナウイルスの影響でアメリカの大学は全てオンライン授業に移行し、部活動も出来ない状況となってしまいました。
そんな状況下で、庄司さんは現実と向き合って将来のことを見据え、通っていた大学を辞めて日本の大学への編入を決断しました。

このような状況だった中、庄司さんが日本の大学へ編入することにしたきっかけや、日本の大学への編入の魅力はいったい何だったのか、当時の心境や今後の彼女の目標について聞いてみました。

※こちらのインタビューは2020年9月に行ったものです

武蔵野大学編入の経緯

「本来であれば、残り1年でアメリカの4年制大学を卒業し、教員免許取得のため、日本の通信制の大学に編入をする予定でした。
しかし、コロナウィルスの影響で大学のクラスはもちろん、バスケのシーズンが予定通り実施されるかどうかわからなくなり、この先行きの見えない状況を考慮したうえで、家族や知人を心配させたくないという思いからアメリカの大学卒業を諦め、日本へ帰国することに決めました。

アメリカへは戻らないと決めてからは、まず準学士(2年制大学学位)を所持する私が編入可能な通信制の大学を探し始めました。
なぜ通信制の大学を探していたかというと、金銭面で少しでも両親に負担をかけたくなかったということと、実家の茨城県から通うことが出来る大学が良いことの2点を考慮した結果です。

そんな時、マーセッド大学時代にお世話になっていた、日本人アドバイザーの方にご相談したところ、『武蔵野大学への編入が可能かもしれない』というお話を伺い、その方にサポートいただきながら編入手続きを進めました。」

日本の大学編入への期待や不安

「日本の大学編入にあたり、不安に感じることは2点あります。
1点目は、日本の大学、ましてや通信制の大学への通学経験がないことです。
これまで、アメリカの大学しか経験してこなかったため、日本の大学や通信制の大学の雰囲気がどういったものなのか、全く把握できていないということに不安を感じています。

2点目は、通信制の大学と現在のアルバイトを両立できるかという点です。
アメリカの大学に通っていた際も、学費の面で両親の負担を減らす為に、学内アルバイトを行いながら勉学とバスケの両立をしていました。

また現在も、コンビニでのアルバイト、母校の高校でのバスケ部のアシスタントコーチを務めていますが、留学当時よりも忙しくしています。
その中で、実際に大学の授業が始まっていくという点で、アルバイトと勉学の両立に留学時以上に不安を感じています。

しかし、リサーチしていく中で、武蔵野大学のウェブサイトには、仕事をしながら勉強している方や、カリキュラムも自分のペースで進めていける紹介ページなどが記載されており、自分で計画を立て、取り組むことができる点は、少し安心しました。
ようやく自分の目標である教職員になる夢に向かって、勉強に専念できるので、入学前は不安もありましたが今はとてもワクワクしています。」

学部・学科の編入条件

「私は、武蔵野大学・通信教育部・英語科専修に編入が決まりました。こちらの大学編入をするにあたって、以下の書類提出の提出が必要でした。

1. 武蔵野大学通信教育部入学願書・誓約書 顔写真貼付(4 × 3cm)
2. 出願受付票
3. 志望動機
4. 受講証申込用紙 顔写真貼付(4 × 3cm)
5. 高等学校、又は中等教育学校の「卒業証明書」

これらに加えて私は高校、専門学校、マーセッド大学の卒業証明書と成績証明書、参考までに四年制大学の成績証明書を送付しました。

また、条件の1つに『4年制大学を2年以上修了し、かつ62単位以上の単位を修得した者』と記載があるので、私は専門学校、及びマーセッド大学の成績証明書や、卒業証明書を提出しました。
それらの書類を見て大学側が編入可能かどうかを判断すると流れになります。
また、英語科専修では中学校・高校教諭一種免許状の取得が可能になっています。」

今後の目標・ビジョン

「今後のビジョンとして、まず、教員免許取得を目指し、勉学に専念していきます。
将来的に英語教員とバスケットボール部の顧問になることを目標にし、未来ある生徒に指導していきたいと考えています。

日本とアメリカの2ヶ国でバスケットボールをプレーして学んだことは数多くありました。
特に、バスケットボールの本場アメリカでプレーした3年間は、私にとって大きな財産となっています。
『苦しかったこと』『楽しかったこと』様々な経験をすることが出来た私だからこそ、伝えられるバスケットボールのことや、教えられる英語、人生経験があると思います。
そして、これまで私を成長させてくださった方々より教えていただいたことを、次の世代に伝えていけるような先生になっていきたいと考えています。」

番外編:在学中の学生生活動画

庄司さんのマーセッドカレッジでの留学生活を見ることができる密着動画があります。
留学生活のイメージ構築に是非ご活用ください。


庄司さんは留学中、文武両道を徹底しスポーツと勉学の両輪でチャンスを掴みました。
さらに、明確な目標をもって留学生活を送っていたからこそ周りの人が手を差し伸べてくれ選択肢を増やすことができたようです。
アメリカの物価が高騰し、4年制大学の授業料も年々上がっている昨今、この編入プログラムシステムは学生たちにとって、留学すること自体をあきらめることなく未来の選択肢を広げるチャンスになります。

このダブルディグリープログラムの目的は、留学を通してグローバル社会で活躍する人材を育成することであり、そこにチャレンジする学生に一つでも多くの選択肢を提供することにあります。
そのため、学生自身が先の目標をしっかりと持っていることがまずは何より重要です。
またその目標の実現のため、留学中に努力をコツコツと積み重ねることができていること、そして、自分の未来を自らの力で切り開こうとしている主体的な姿勢があることなどが評価されます。

これらは留学生活そのものを成功させるためにも大切なものです。
今後留学をしようと考えている方は是非このようなところを意識して準備に臨んでください。そうすればこのプログラム以外でも成功のチャンスは開かれるはずです。

YES JAPANでは引き続き、高い意識を持った学生が意義のある留学をできるようサポートしていきます。
留学相談を随時受け付けていますので、ご興味のある方は公式LINEまたはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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