【ホームステイ】新しい生活からの気づきと学び
これから留学生活を考える方にとって、留学中の滞在方法は気になるトピックではないでしょうか。大学によっては寮が併設されていたり、大学の近くでホームステイをしたり、現地での生活に慣れてきたら友人や知り合いとルームシェアやハウスシェアをするかもしれません。
その中でもホームステイは現地の家庭に入っていき全英語の生活になる為、異文化を学んだり日常から英語力を上げるためには非常に良い環境になります。
しかし同時に言語、食文化、環境などが大きく母国のそれらとは異なる為に起こるトラブルもあります。ただ実際は生徒とファミリー間でお互いにしっかりとコミュニケーションをとり、歩み寄ることで解決できることがほとんどです。
今回は2021年にアメリカに渡航した横浜高校出身の遠藤君に実際のホームステイ体験についてインタビューをしました。
実際にホームステイを経験し気づいたことや学んだこと、そしてこれから留学を目指す方へのアドバイスを話してくれました。
ホームステイで生活をしていて良かったと感じるところ
「他の家族を知れるという点ではとても面白い経験だと思います。自分の家族だけが当たり前ではなくなり、その家族の価値観や生活基準を知ることで自分の視野や経験を広げることができると思います。
日本での当たり前がアメリカでは当たり前ではなくなり、同様にアメリカでの当たり前が日本では当たり前ではないこともあります。
私が一番驚いたことは、アメリカの家庭では愛情表現をはっきりとすることです。
子供とホストマザーあるいはホストファザーが電話をし、切る時に"I love you"と伝えたり、寝る前に同じセリフを言ったり、あるいはハグをするなど何かと愛情表現をしているのを多々見ました。
これは日本では中々経験したことのないことで初めて見た時には驚きました。そして一番良かったと思ったことは、自分の家族へ改めて感謝をできたことです。
今までは自分の家族に甘えていたことがホストファミリーと過ごすことでそれは当たり前のことではなくなり、さらに日本にいた時の生活がいかに幸せだったのか気づくきっかけにもなりました。これらが私が経験して良かったと思う点です。」
ホームステイ経験を通した自分の中の変化
「ホームステイをすることで相手の立場に立って気持ちをより深く考えられるようになりました。やはり自分の家族ではない人と過ごすことはそれなりに気を遣い、常に相手のことを気にかけるようになります。
それは相手がされて嫌なことや嬉しいことなどたくさんありますが、日常的に繰り返し相手の気持ちを考えることでそれが癖になり相手の立場に立って以前より考えられるようになりました。」
ホームステイをする上で意識していること
「私が経験したホストファミリーには三人の子供がいました。まだ小さいこともあり就寝時間が20:00で割と早かったと思います。
なのでその時間以降自分の部屋から出てリビングに行く時に足音や部屋の開閉音など出来る限り静かにするようにしていました。
他にも自分が使っているトイレを週に一度掃除したり、使った食器を洗う、それ以外にも夕飯を作る為に使った鍋やフライパンなど調理道具を洗ったりなど身の回りの手伝えることを率先してするようにしていました。
さらにホストファミリーとの時間をとても大切にしていました。主にホストファミリーと一緒に過ごすのは平日だと学校から帰ってきてから寝る前までのおよそ四時間、なるべく携帯を触らない、たくさん会話をする、子供たちとたくさん遊ぶなど出来る限りのことをしました。
それは自分の語学力の向上を図るためと同時にその子供たちが大きくなって当時経験したことが何かの役に立てればという思いで子供たちと接するようにしていました。」
今後ホームステイをする学生へアドバイス
「最初に、英語を学ぶ上で必ず分からない単語やネイティブが話すスピードについていけない、また話している時に文法を間違えるなど不安や失敗を積み重ねていくと思います。
けれどそこで話すことを恐れてはいけません。ホストファミリーと過ごすのであれば毎日の会話が必須になってきます。そこで喋らず一人の時間を楽しむのか、ホストファミリーと会話をして分からないことがあれば質問をしてたくさんのことを吸収するのか、それは自分次第だと思います。
ですが、『自分を変えたい、話せるようになりたい』と思うのであれば挑戦してみて下さい。それがいつか役立つ日が来ると思います。
さらにホストファミリーというのは留学生活の中で一番過ごす時間が長いと思います。それは英語を話せるようになる為の最大のチャンスです。そのチャンスを存分に利用して下さい。
授業の課題や自習が大変で煮詰まってしまうのは悪いことだとは思いません。けれど勉強だけが留学生活ではないと思います。既に述べましたが、ホストファミリーは留学生活で一番過ごす時間が長いです。それは同時に一生に一度の経験かもしれません。後々自分の留学生活を振り返った時に『あの時こんなことをホストファミリーとしたな!』と思えるような生活にした方が私は充実すると思います。ですので思い出作りを忘れず、思いっきり留学生活を謳歌して下さい。
最後にホストファミリーとは家族のようで本当の家族ではありません。今まで自分の家でしてきたことが当たり前ではなくなり、赤の他人と過ごすことになります。
その上で大切なのは相手への感謝の気持ちを忘れないことです。何か自分にしてくれたら必ず感謝の気持ちを伝えること、それがたとえ恥ずかしくても一言感謝の気持ちを添えるだけで相手も自分も気持ちは明るくなります。
ですので相手への感謝の気持ちを忘れずホストファミリーとの時間を大切にして下さい!」
遠藤さんのお話からはホームステイを通して人間的に多くのことを学べている様子が伺えます。日本の家族との生活スタイルや文化の違いを感じることで、自分を家族同様に抱えてくれるホストファミリーや、日本の家族へリスペクトや感謝ができている点も非常に素晴らしいことです。
今は特にインターネットを開けば様々なコンテンツが広がり、自室に一人でこもりやすい環境が身近にあります。それでも遠藤さんのようにあえて家族と過ごす時間をつくるなど積極的に行動することで、できていく家族との絆もあるはずです。
これから留学し、ホームステイをしたいと考えている方にとっても参考になる部分が多いのではないでしょうか。留学生活を充実させるためには個々の考え方、吸収しようという意欲が大切にります。
留学生活中、帰る場所として存在をしてくれるホストファミリーとしっかりとコミュニケーションを取って遠藤さんのような充実した留学生活を送ってもらいたいです。
YES JAPANでは引き続き、高い意識を持った学生が意義のある留学をできるようサポートしていきます。
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